評価★★★☆☆
あらすじ
僕は木崎智久、十七歳。頭脳明晰バリバリ正義漢の兄とモテモテ遊び人の弟に挾まれながらも『凡人は凡人なりに』をモットーに、ごくふつうに生きてる高校二年生。そんな僕の目の前に、ある日一人の青年が現れた。城山大和。街頭詩人を自称し、日本全国北から南へ徒歩で吟遊中。ふとしたことから親しくなった僕は、彼に憧れを抱き、弟の光俊と三人、ひと夏の徒歩旅行に出ることになったが…。
関連レビュー
次巻【真夏のボヘミヤン―それから/秋月こお】
感想
コバルト文庫のボーイズラブってことであまり期待していなかったのだけど、面白かった。
自分が普通であることに悩む智久、不良の弟・光俊、日本の北から南まで徒歩旅行をしている城山大和の三人が、夏休みを利用して旅に出る。
自分に特別なものなど何もないと高校生らしい悩みをもつ智久に共感を抱いた。
ああ、そう思う時期ってあるよなぁ。
まわりに比べていいとこなんて全然なくて、そんな自分が嫌で、悩んじゃうこと。
みんな自分より上に見えちゃうんだよねぇ。
城山さんが智久にしたアドバイスの意味も、今なら分かる。
どんなに嫌でも、まずは今の自分を認めないと、先へ進めない。
ボーイズラブなんでそれっぽい展開もあるのだけれど、少年の成長&旅物語に徹底しても面白さがあると思う。
城山さんは智久とどう折り合いをつけるのか。
続きが楽しみ(*´∀`*)
24歳から見ると、高校生って身体は大人だけど心は子ども、でも完璧子どもって訳でもないという…なんだ、高校生ってすごく美味しいじゃないか!
男子高校生ものが読みたくなってきた…!!